東日本大震災における都市ガスの復旧状況等について

ガス局からのお知らせ

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このたびの東日本大震災により、被災された皆さまに心からお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになりました皆さまとご遺族に対し心から哀悼の意を表します。

東日本大震災では、これまでの安全対策により、地震による製造設備や供給設備の被害は最小限に抑えることができましたが、港工場が津波により冠水したことでガスの製造が困難となり、ガスの供給を停止せざるを得ませんでした。この教訓を踏まえ、「二度と全面供給停止はしない」という強い決意のもと、地震・津波対策などの安全対策をより一層強化し、さらなる「安全・安心」をお届けすることにより、地域・社会の復興をエネルギーの面から支えてまいります。

都市ガスの復旧状況について

東日本大震災に伴う供給停止については、被害の大きかった一部地域を除き、解消しています。

平成23年3月11日 供給停止

地震発生から約40分後、震度の大きいエリア約7万戸で都市ガスの供給を緊急停止し、地震発生から約2時間後、津波による港工場の冠水により受電設備などが損傷したためガスの製造が困難となったことから、全面供給停止となりました。

平成23年3月23日 供給再開

海上輸送方式とパイプライン方式の2つの供給方式のうち、パイプライン方式に大きな被害は無く、地震によるLNGタンクや供給エリアの主要導管網にも大きな被害はなかったことから、新潟からのパイプラインによる供給を再開しました。
また、供給再開にあたり、お客さま宅を一戸毎、安全に開栓作業を実施し、安全を確保、二次災害防止に努めました。

平成23年4月7日 余震発生(仙台市宮城野区:震度6強)

3月11日の本震と同規模の非常に大きな余震でしたが、供給停止は一部のエリアに限られ、地震だけであれば全面供給停止は回避できたことを実証する結果となりました。

平成23年4月16日 開栓作業完了

被害が甚大な一部地域を除く約31万戸の開栓を完了しました。

※応援にかけつけていただいた全国の都市ガス事業者のみなさま

一般社団法人日本ガス協会をはじめ、北海道から九州まで全国の都市ガス事業者49事業者、延べ約72,000人の応援をいただきました。ありがとうございました。

日本ガス協会、釧路ガス、旭川ガス、岩見沢ガス、帯広ガス、苫小牧ガス、室蘭ガス、北海道ガス、山形ガス、新発田ガス、越後天然ガス、北陸ガス、蒲原ガス、見附市ガス上下水道局、柏崎市ガス水道局、小千谷市ガス水道局、魚沼市企業課、上越市ガス水道局、白根ガス、桐生ガス、館林ガス、伊勢崎ガス、太田都市ガス、武州ガス、大多喜ガス、東京ガス、長野都市ガス、小田原ガス、熱海ガス、伊東ガス、下田ガス、御殿場ガス、静岡ガス、島田ガス、中遠ガス、袋井ガス、東海ガス、中部ガス、東邦ガス、日本海ガス、大津市企業局、大阪ガス、岡山ガス、広島ガス、山口合同ガス、四国ガス、西部ガス、大分ガス、宮崎ガス、日本ガス

平成23年11月29日 LNG船の入港

津波により甚大な被害を受けた港工場で、仮復旧工事が完了したことから、11月29日に震災後初めてLNG船を受け入れ、12月9日よりLNGから製造した都市ガスの供給を再開しました。
それまでは、被害の無かった新潟からのパイプラインのみにより暫定的に都市ガスを供給してきましたが、従来どおりLNGからの製造が可能となったことにより、複数の供給ラインによる安定供給が可能となりました。

平成24年3月 港工場の復旧

暫定供給体制から東日本大震災前のガス製造設備運用、供給体制に戻り、震災による被害を復旧しました。

「東日本大震災 復旧の記録」について

ガス局では、地震の概要や被害状況、復旧の取り組みを記録誌として編集しました。今回の経験を風化させることなく後世へ伝え、ガス事業はもとより、防災に携わる方々に活用され、今後の災害対策等の一助となれば幸いです。

画像:東日本大震災復旧の記録

東日本大震災 復旧の記録(平成24年1月作成)

発刊にあたり
発刊にあたり (PDF 6,069KB)
口    絵
津波襲来① (PDF 6,443KB)
津波襲来② (PDF 5,617KB)
港工場~津波の爪痕① 埠頭周辺 (PDF 4,732KB)
港工場~津波の爪痕② 製造プラント その1 (PDF 5,313KB)
港工場~津波の爪痕② 製造プラント その2 (PDF 5,551KB)
港工場~津波の爪痕③ 事務所棟ほか (PDF 4,782KB)
事務系施設の被害-幸町庁舎・営業所 (PDF 5,395KB)
全国からの支援-JGA復旧隊(先遣隊・閉栓隊・修繕隊・開栓隊) (PDF 5,246KB)
復旧活動-復旧工事 (PDF 5,912KB)
復旧活動-待望の開栓第1号、JGA復旧隊解散式 (PDF 6,361KB)
地震発生から復旧までの経過
地震発生から復旧までの経過 (PDF 1,249KB)
第1章 地震発生時の状況等について
地震の概要 (PDF 5,809KB)
仙台市の被害状況 (PDF 2,506KB)
仙台市ガス事業の被害状況 (PDF 4,839KB)
第2章 復旧体制と活動
非常配備体制および災害対策本部 (PDF 1,622KB)
総務班 (PDF 1,682KB)
報道班 (PDF 1,490KB)
財務班 (PDF 1,514KB)
情報管理班 (PDF 1,673KB)
内管復旧管理班 (PDF 1,434KB)
内管修繕A班 (PDF 1,886KB)
内管修繕B班 (PDF 2,513KB)
開栓班 (PDF 1,664KB)
受付班 (PDF 1,472KB)
導管復旧管理班・第一導管修繕班・第二導管修繕班 (PDF 5,549KB)
港工場復旧班 (PDF 1,866KB)
一般社団法人日本ガス協会(JGA)復旧隊 (PDF 2,227KB)
第3章 関係者の声 (復旧活動を振り返って)
関係者の声(復旧活動を振り返って) (PDF 1,199KB)
座談会-もう二度と供給は止めない (PDF 2,746KB)
お客さまの声から (PDF 3,243KB)
第4章 仙台市ガス事業震災復興プラン
仙台市ガス事業震災復興プラン (PDF 1,698KB)

 

東日本大震災を教訓とした「安全・安心」への取り組み

港工場の津波対策

津波による冠水被害を受けた港工場は、製造設備のかさ上げ、設備建屋の扉の密閉度向上などの浸水・冠水防止対策や、設備の流失防止対策など様々な津波対策を施し、災害への備えをさらに強化しています。

ガス導管の耐震化

ガス局では、耐震性や耐腐食性に優れたポリエチレン管の導入を進めてきました。ポリエチレン管は東日本大震災に おいても被害がなく、早期のガス復旧に寄与しました。引き続き経年管の計画的な入替えや、新規敷設を進め、災害に強い導管網を構築していきます。

緊急時ガス受け入れ設備(バックアップステーション)の設置

東日本大震災では、新潟からのパイプラインに大きな被害はなく、早期に供給を再開することができました。ガス局では、さらなる安定供給のため、平成26年12月に津波の影響を受けなかった内陸側に「緊急時ガス受け入れ設備(バックアップステーション)」を設置しました。これにより万が一の際にも、ガスを止めることなくお客さまにお届けすることができるようになり、安心してガスをお使いいただけます。

上記のほか、ガス局では様々な安全対策に取り組んでいます。
詳細はこちらをご覧ください。「その先の安心へ」

仙台市荒浜団地の簡易ガス事業廃止について

仙台市荒浜団地に簡易ガス事業によりプロパンガスを供給しておりましたが、東日本大震災により団地全体が甚大な被害を受けるとともに、津波被害の危険性が高い地域として移転対象・災害危険区域に指定されたことから、平成25年3月31日をもって、仙台市荒浜団地の簡易ガス事業を廃止しました。

対象となる地域の詳しい住所については、こちらをご覧ください。

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